北欧リビングのつくり方 おしゃれに見せるコツや家具・配色の選び方を解説

2026.10.20
ノーウェアライクホーム リビング 関家具

北欧リビングのつくり方

家具・配色の選び方を解説

北欧リビングは、明るく落ち着いた配色に木製家具やファブリックを組み合わせることで、温かみのある居心地のよい空間をつくれるインテリアスタイルです。一方で、家具の木色や差し色、素材の組み合わせ方によっては、まとまりのない印象になってしまうこともあります。

この記事では、北欧リビングをおしゃれに見せる配色や素材の選び方、ソファ・テーブル・テレビボードなどの家具選び、テイスト別・住まい別のコーディネート方法を解説します。今ある家具を活かした模様替えの手順や失敗を防ぐポイントも紹介するので、自分の部屋に合った北欧リビングづくりの参考にしてみてください。

この記事で解決できる悩み
  • 北欧リビングをつくるための配色や家具、素材の選び方を知りたい
  • ソファやテーブル、照明、小物をどう組み合わせれば、おしゃれで統一感のある空間になるのか分からない
  • 部屋の広さや今ある家具を活かして、北欧テイストに模様替えする方法を知りたい

目次

01

北欧リビングとは?

北欧リビングとは、北欧の暮らしやデザインを取り入れ、明るさと温かみ、過ごしやすさを意識して整えたリビングスタイルです。ホワイトやベージュ、グレーなどの穏やかな色を基調に、木目を生かした家具やファブリックを組み合わせることで、シンプルながらも居心地のよい空間をつくります。

また、装飾を増やしすぎず、家具や収納をすっきり配置しながら、植物や小物などで自然の要素や個性を加えられる点も魅力です。北欧スタイルは明るい木目やニュートラルカラーだけに限定されず、ブルーやグリーンなど自然を思わせる色や、鮮やかなアクセントカラーを取り入れたコーディネートも見られます。

そのため、好みや住まいの広さに合わせてアレンジしやすく、マンションや一人暮らしのリビングにも取り入れやすいスタイルです。

木の温もりを基調に、心地よく過ごせる北欧リビング。

木の温もりを基調に、心地よく過ごせる北欧リビング。

02

おしゃれな北欧リビングをつくるポイント

北欧リビングをおしゃれに仕上げるには、配色や素材、家具の色味など、空間全体のバランスを意識することが大切です。さらに、ファブリックや照明、観葉植物などを取り入れ、適度な余白を残すことで、温かみのある心地よい空間をつくれます。ここでは、おしゃれな北欧リビングをつくるポイントについて解説します。

ホワイト・ベージュ・グレーをベースカラーにする

北欧リビングでは、ホワイト・ベージュ・グレーなどの明るく落ち着いた色をベースにすると、すっきりとした空間にまとめやすくなります。壁やカーテン、ソファなど面積の大きな部分をニュートラルカラーでそろえることで、木製家具の自然な色合いも引き立ちます。ホワイトは明るく軽やかに、ベージュは温かく柔らかく、グレーは落ち着いた印象を演出しやすい色です。

複数の色を使う場合も、ベースとなる色の明るさやトーンをそろえることがポイントです。床や壁など、簡単に変更できない部分の色も確認しながら全体の配色を決めると、家具や小物を追加してもまとまりを保ちやすくなります。家具を買い替えなくても、カーテンやラグなどからベースカラーを整えることで北欧らしい雰囲気へ近づけられます。

家具の木色をそろえて統一感を出す

北欧リビングでは木製家具を取り入れることが多いため、テーブルやテレビボード、収納家具などの木色を意識してそろえると、空間全体に統一感が生まれます。特に明るく爽やかな雰囲気にしたい場合は、オークやアッシュなどを思わせる淡い木色を中心にすると、ホワイトやグレーなどのベースカラーとも合わせやすくなります。

すべての家具を同じ色にする必要はありませんが、赤みの強い木色と黄みの強い木色、濃いブラウンなどを無計画に混ぜると、まとまりにくくなる場合があります。今ある家具を活かす場合は、似た明るさや色味の家具を近くに配置したり、ラグなどを間に挟んだりして違いをなじませる方法も有効です。木色の方向性を決めておけば、家具を後から買い足す際にも選びやすくなります。

ブルー・グリーン・イエローなどを差し色にする

ホワイトやベージュ、グレーなどを中心にした北欧リビングは、ブルー・グリーン・イエローなどを差し色として加えることで、明るさや個性を演出できます。北欧の自然を思わせるブルーやグリーンは木製家具ともなじみやすく、落ち着いた空間に適度な彩りを加えられます。イエローを取り入れれば、温かく親しみやすい印象をつくりやすくなります。

差し色は部屋全体へ広げるのではなく、クッションやブランケット、花瓶、アートなど面積の小さなアイテムに取り入れるのがポイントです。色数を絞り、同じ色を離れた場所に少しずつ配置すると、視線が自然につながってまとまりが生まれます。季節や好みに合わせて小物を交換すれば、大きな家具を買い替えずにリビングの印象を変えることもできます。

天然木やファブリックなど自然を感じる素材を取り入れる

北欧らしい温かみを演出するには、色だけでなく素材の組み合わせも重要です。テーブルや収納家具に木の質感を取り入れ、ソファやクッションなどに布の柔らかな質感を加えることで、シンプルながらも冷たい印象になりにくいリビングをつくれます。木材のほか、籐や麻など自然を感じさせる素材を取り入れる方法もあります。

ただし、自然素材だけですべてをそろえる必要はありません。木目調の家具を活かしながら、ファブリックやかごなど質感の異なるアイテムを組み合わせるだけでも、空間に奥行きを加えられます。家具の表面が硬い素材に偏っている場合は、布や編み目のある素材をプラスすると効果的です。素材の質感に変化をつけながら、色味をそろえることで自然な統一感をつくれます。

ラグ・カーテン・クッションで柔らかな印象を加える

ソファやテーブルなどの家具だけで構成したリビングは、直線や硬い質感が目立ちやすくなります。そこで活用したいのが、ラグ・カーテン・クッションなどのファブリックです。布の柔らかな質感を加えることで、木製家具を中心とした空間にも温かみが生まれ、くつろぎやすい雰囲気へ整えられます。北欧スタイルでも、ラグやソファなどのテキスタイルは空間を構成する重要な要素です。

ファブリックを取り入れる際は、すべてを同じ色や柄にするのではなく、ベースカラーをそろえながら質感や柄に変化をつけると単調さを抑えられます。例えば無地のカーテンに幾何学柄のクッションを合わせるなど、小さな範囲で柄を加える方法があります。季節に合わせてクッションカバーなどを交換すれば、手軽に模様替えを楽しめる点も魅力です。

照明を組み合わせて温かみのある空間をつくる

北欧リビングの居心地を高めるには、家具や配色だけでなく光のつくり方にも目を向けましょう。天井の照明だけで部屋全体を均一に照らすのではなく、ペンダントライトやフロアライト、テーブルライトなどを組み合わせると、必要な場所へ柔らかな光を加えられます。間接照明を活用することで、夜も穏やかでくつろぎやすい雰囲気を演出できます。

例えばソファの横にフロアライトを置けば、読書をするときの手元を照らしながら、リビングのアクセントとしても活用できます。部屋の隅や壁際にも光を配置すると、明暗に変化が生まれ、空間に奥行きを感じやすくなるでしょう。照明器具そのものもインテリアの一部として考え、木や布、ガラスなど家具となじむ素材やシンプルな形を選ぶと、北欧らしくまとまりやすくなります。

観葉植物やアートをアクセントにする

家具や配色を整えたあとに観葉植物やアートを加えると、シンプルな北欧リビングに個性をプラスできます。観葉植物のグリーンはホワイトやグレー、木目などのナチュラルな色と調和しやすく、室内に自然を感じさせるアクセントになります。アートも、植物や自然をモチーフにしたもの、抽象的なデザインなどを取り入れると、壁面の余白を活かしながら印象を変えられます。

ただし、小物を多く並べすぎると、北欧リビングのすっきりとした印象が薄れやすくなります。観葉植物なら窓辺や家具の横、アートならソファやテレビボードの上など、飾る場所を絞ることがポイントです。今ある家具がシンプルでも、植物やアートなら比較的取り入れやすいため、大がかりな模様替えをせずに雰囲気を変えたい場合にも活用できます。

観葉植物やアートをアクセントにする

家具を置きすぎず余白を残す

北欧リビングをおしゃれに見せるためには、家具や小物を増やすだけでなく、何も置かない余白をつくることも大切です。ソファやテーブル、収納家具などを必要以上に置くと、せっかく配色や素材をそろえても窮屈な印象になりやすくなります。家具同士の間隔や壁面の空きを意識し、床や壁が適度に見える状態をつくると、すっきりと落ち着いた雰囲気に整えられます。

特に狭いリビングでは、家具を追加する前に「本当に必要か」を考えることがポイントです。使用頻度の低い家具や小物を減らし、生活に必要なものを中心に配置すれば、動きやすさも確保できます。空いた場所を無理に埋めず、家具や観葉植物など一つひとつが引き立つ配置を意識すると、シンプルで心地よい北欧リビングに仕上げやすくなります。

03

北欧リビングに合う家具・アイテムの選び方

北欧リビングを心地よく整えるには、空間の印象だけでなく、家具の素材やサイズ、使いやすさにも注目することが大切です。ソファやテーブルなどの大型家具から、ファブリックや照明までバランスよく選ぶことで、統一感のある空間に仕上がります。ここでは、北欧リビングに合う家具・アイテムの選び方について解説します。

ソファは明るい色とファブリック素材を選ぶ

北欧リビングのソファは、アイボリーやベージュ、ライトグレーなど、明るく落ち着いた色を選ぶと空間になじみやすくなります。ソファはリビングの中でも面積が大きいため、壁や床と調和する色を選ぶことで、部屋全体を軽やかに見せられます。張地にはファブリックを取り入れると、布ならではの柔らかな質感が加わり、木製家具とも自然に合わせられます。

また、色や素材だけでなく、実際の過ごし方に合ったサイズや座り心地も確認しましょう。狭いリビングでは、肘掛けが細いタイプや脚付きのデザインを選ぶと床が見える範囲を確保しやすく、すっきりした印象になります。今あるソファを活用する場合は、明るい色のクッションやブランケットを加えるだけでも北欧らしい柔らかさを演出できます。

ソファは明るい色とファブリック素材を選ぶ

テーブルは木目とシンプルな形を意識する

北欧リビングに置くテーブルは、木の表情を感じられる素材と、装飾を抑えたシンプルなデザインを意識しましょう。オークやバーチ、アッシュなどを思わせる明るい木目は、ホワイトやベージュ、グレーを基調とした空間と合わせやすく、自然な温かみを加えられます。ソファやテレビボードなど、周囲の木製家具と色味を近づけることも統一感を出すポイントです。

形状は長方形だけでなく、円形や楕円形、角に丸みを持たせたタイプも選択肢になります。特に限られたスペースでは、必要以上に大きなテーブルを置かず、ソファとの間に移動できる余裕を確保することが大切です。天板の広さだけでなく、脚の位置や高さも確認し、普段の使い方に合ったものを選びましょう。

テレビボードは低めで圧迫感の少ないデザインを選ぶ

テレビボードはリビングの視線が集まりやすい家具のため、北欧テイストに合わせるなら木目を生かしたシンプルなデザインが取り入れやすいでしょう。特に高さを抑えたタイプは壁面の余白を確保しやすく、テレビまわりをすっきり見せられます。脚付きなど床が見えるデザインを選ぶのも、家具の存在感を和らげる方法です。

デザインだけでなく、収納する機器や配線も考えて選ぶことが大切です。レコーダーやゲーム機などを置く場合は、収納部分の内寸や配線用のスペースを確認しましょう。扉付き収納があれば、使用していない機器や小物を隠して生活感を抑えられます。テレビの大きさとのバランスも考え、周囲に適度な余白が残るサイズを選ぶと整った印象になります。

収納家具は見せる収納と隠す収納を使い分ける

北欧リビングでは、収納量を確保するだけでなく、何を見せて何を隠すかを考えることが大切です。オープンシェルフには本や観葉植物、気に入った雑貨などを飾り、扉や引き出しのある収納には書類や日用品、配線類など生活感が出やすいものをしまうと、すっきりした空間を保ちやすくなります。北欧スタイルでは、ミニマルな見た目と使いやすい収納を両立させる考え方が取り入れられています。

収納家具そのものも、木目やホワイトなど周囲になじむ色を選ぶと統一感を出しやすくなります。オープン部分に物を詰め込みすぎると雑然として見えるため、適度に余白を残すこともポイントです。収納ボックスやバスケットを組み合わせれば、細かなものをまとめながら見た目も整えられます。

ラグ・カーテン・クッションで色や柄を取り入れる

ラグ・カーテン・クッションは、見た目だけでなく、使う場所や役割に合わせて選ぶことが大切です。ラグはソファやテーブルとのサイズバランスを確認し、くつろぐ範囲を視覚的にまとめられる大きさを選びましょう。カーテンは窓まわりの面積が大きいため、家具との調和に加えて必要な遮光性や扱いやすさも確認します。クッションは座り心地の調整やアクセントとして取り入れるなど、アイテムごとの役割を分けると選びやすくなります。

購入前には、洗濯や掃除のしやすさも確認しておきましょう。日常的に触れるファブリックは汚れやほこりが付きやすいため、洗えるカバーや手入れしやすい素材を選ぶと、整った状態を保ちやすくなります。見た目の好みだけで決めず、設置場所・使用頻度・手入れ方法まで含めて選ぶことで、暮らしになじむアイテムを取り入れられます。

照明はペンダントライトやフロアライトを組み合わせる

照明を選ぶときは、器具のデザインだけでなく、設置場所とそこで行うことを基準に考えましょう。ペンダントライトは天井からの高さや家具との位置関係を確認し、フロアライトはソファの横など邪魔になりにくい場所へ置けるサイズを選びます。テーブルライトを置く場合も、家具の天板に十分なスペースがあるか、電源を取りやすいかまで確認しておくと、購入後の使いにくさを防ぎやすくなります。

器具の素材や形は、周囲の家具との相性を見ながら選びます。木製家具が多い空間なら、木や布など柔らかな質感の器具を合わせたり、シンプルなガラス製を選んで軽さを出したりする方法があります。コードの長さやコンセントの位置も事前に確認し、見た目と使いやすさの両方を満たす照明を選ぶことが大切です。

04

テイスト別に見る北欧リビングのコーディネート例

北欧リビングは、組み合わせる色や木の風合い、家具のデザインによってさまざまなテイストを楽しめます。好みの雰囲気を明確にしてから家具や小物を選ぶことで、空間全体に統一感を持たせやすくなります。ここでは、テイスト別に北欧リビングのコーディネート例を紹介します。

北欧ナチュラル|明るい木目と淡い色で優しくまとめる

北欧ナチュラルは、オークやメープルなどを思わせる明るい木目と、ホワイトやベージュ、ライトグレーなどの淡い色を組み合わせた、温かみのあるテイストです。床やテーブル、テレビボードなどの木色を明るめにそろえ、ソファやラグには柔らかな色合いを選ぶと、自然で優しい雰囲気にまとまります。

家具だけでは単調に見える場合は、クッションやブランケットにくすみカラーを取り入れたり、観葉植物を添えたりすると空間に表情が生まれます。木の温かみを主役にしながら、色数を抑えてすっきりまとめることで、明るく居心地のよい北欧リビングをつくれます。

北欧ナチュラル|明るい木目と淡い色で優しくまとめる

北欧モダン|グレーやブラックを加えて洗練された印象にする

北欧モダンは、北欧らしい木の温かみを残しながら、グレーやブラックなどの無彩色を加えて、すっきりと洗練された雰囲気に仕上げるテイストです。ソファやラグをグレーでまとめ、照明のフレームやテーブルの脚などにブラックを取り入れると、空間全体がほどよく引き締まります。グレーは木の風合いとも調和しやすく、北欧家具やグリーンとも合わせやすい色です。

ブラックを広い面積に使いすぎると重たい印象になりやすいため、まずは照明や小物など部分的に取り入れるのがおすすめです。直線的ですっきりとした家具を選び、装飾を増やしすぎないことで、北欧らしい心地よさと都会的な雰囲気を両立できます。

木の温もりにシックな色を合わせると、落ち着いた北欧モダンの印象に。

木の温もりにシックな色を合わせると、落ち着いた北欧モダンの印象に。

北欧ヴィンテージ|深みのある木色やレトロな家具を取り入れる

北欧ヴィンテージは、ブラウン系の深みのある木色や、使い込んだような風合いを感じる家具を取り入れ、落ち着きのあるリビングに仕上げるテイストです。チークやウォールナットを思わせる木色のテーブルや収納家具を中心にすると、明るい木目を主体とした北欧ナチュラルとは異なる、味わい深い雰囲気を演出できます。

ソファやラグにはブラウン、グレー、深みのあるグリーンなど落ち着いた色を合わせると、木製家具の存在感を引き立てられます。古い家具だけでそろえる必要はなく、今あるシンプルな家具にヴィンテージ調の照明や小物を加えるだけでも、趣のある北欧リビングに近づけられます。

淡色北欧|アイボリーやベージュで軽やかにまとめる

淡色北欧は、アイボリーやベージュ、オフホワイトなどの柔らかな色を中心に、明るく軽やかな印象にまとめるテイストです。壁やカーテンなどの広い面だけでなく、ソファやラグ、クッションも近い色合いでそろえることで、リビング全体につながりが生まれます。

すべてを同じ色にすると平面的に見えやすいため、木目やファブリックの質感で変化をつけることがポイントです。生成りの布地や明るい木目、毛足のあるラグなどを重ねれば、色数を増やさなくても奥行きを演出できます。淡い色を中心に整えることで、柔らかく開放的な北欧リビングに仕上がります。

北欧×ジャパンディ|木や自然素材を生かして落ち着きをつくる

ジャパンディは、日本のインテリアと北欧インテリアの要素を組み合わせたスタイルです。北欧らしいシンプルさや木の温かみに、和の落ち着いた雰囲気を加えることで、穏やかで居心地のよいリビングをつくれます。配色はアイボリーやベージュ、グレーなど彩度を抑えた色を中心にし、木や竹、和紙など自然を感じられる素材を取り入れるのがポイントです。

家具は背の低いソファやローテーブル、シンプルな収納などを選び、装飾を増やしすぎず余白を意識すると、より落ち着いた印象になります。北欧家具をベースに、和紙を思わせる照明や素朴な陶器などを少量加えれば、家具を大きく買い替えなくてもジャパンディらしい空間を演出できます。

05

広さ・住まい別に北欧リビングをつくるコツ

住まいの広さや間取りによって、北欧リビングを心地よく見せるための工夫は異なります。限られた空間では圧迫感を抑え、広い空間では家具の配置でまとまりをつくることが大切です。ここでは、広さや住まいのタイプに合わせた北欧リビングのつくり方について解説します。

狭いリビングは低めの家具で視線の抜けをつくる

狭いリビングでは、ソファやテレビボード、収納棚などの高さを抑え、部屋の奥まで視線が通るようにすると開放感を演出しやすくなります。背の高い家具が視界に入ると圧迫感が出やすいため、ロータイプの家具を中心にそろえ、壁や天井が見える面積を広く確保することがポイントです。特に入口から窓までの見通しを家具で遮らないようにすると、奥行きを感じやすくなります。

また、家具を部屋全体に分散させるのではなく、壁際などにまとめて床の余白を残すことも意識しましょう。脚の細いソファや抜け感のあるチェアなどを選べば、床面が見えやすくなり、軽やかな印象に仕上がります。北欧らしい明るい木目の家具とも組み合わせやすく、限られた空間でもすっきりとしたリビングをつくれます。

一人暮らし・ワンルームは小物から北欧テイストを取り入れる

一人暮らしやワンルームでは、限られた空間に家具やインテリアを増やしすぎると、窮屈な印象になりやすくなります。大きな家具を一度に買い替えるのではなく、クッションカバーやブランケット、照明、アートなど、場所を取りにくい小物から北欧テイストを加えると取り入れやすいでしょう。小さな部屋では、使う色を絞って視覚的な情報量を抑えることも、すっきり見せるポイントです。

例えば、手持ちのソファやベッドがシンプルなデザインなら、北欧らしい幾何学柄や植物柄のファブリックを加えるだけでも雰囲気を変えられます。壁面には小さなアートやポスターを飾るなど、床面積を使わない工夫も有効です。最初から完成形を目指さず、今ある家具とのバランスを見ながら少しずつアイテムを加えると、狭さを感じさせず自分らしい北欧空間に整えられます。

マンションは生活動線と収納を意識してすっきり見せる

マンションのリビングでは、家具のデザインだけでなく、日常生活で人が通る場所を考えて配置することが大切です。ソファやテーブルを置いたことで通路が狭くなると、移動しにくいだけでなく、空間も窮屈に見えやすくなります。リビングからダイニングやキッチン、廊下、バルコニーなどへ移動する経路を確認し、家具が主要な動線を遮らないように配置しましょう。

同時に、日用品や書類、リモコンなど細かなものが見える状態を減らすと、北欧リビングらしいすっきりとした印象を保ちやすくなります。よく使うものは取り出しやすい場所へまとめ、それ以外は扉付き収納や引き出しに収めるなど、使用頻度に応じて収納場所を決めるのがおすすめです。家具を増やして収納量を確保するのではなく、動線を妨げない位置に必要な収納を集約すると、限られた空間を有効に使えます。

広いLDKは家具の配置で空間にまとまりをつくる

広いLDKは開放感がある一方で、家具を壁際にばらばらと配置すると空間が間延びして見えることがあります。リビングとダイニングの役割を意識し、ソファやラグ、ダイニングテーブルなどを使って過ごす場所を緩やかに分けると、それぞれの空間にまとまりが生まれます。例えば、ソファの向きでリビングの範囲を示したり、ラグを敷いてくつろぐスペースを視覚的に区切ったりする方法があります。

ただし、空間を埋めるためだけに家具を増やす必要はありません。リビングとダイニングの間や窓の周囲などに適度な余白を設け、移動しやすい動線を確保しましょう。木色や家具のデザインに共通点を持たせながら、それぞれのエリアをまとまりのある単位として配置すると、広さを活かしつつ一体感のある北欧リビングに仕上げやすくなります。

広いLDKは家具の配置で空間にまとまりをつくる

06

今ある家具を活かして北欧リビングに模様替えする手順

北欧リビングへの模様替えは、家具をすべて買い替えなくても進められます。まずは今あるソファやテーブル、テレビボードなどを確認し、残したい家具を決めましょう。そのうえで、目指す北欧テイストを定め、家具の配置や周囲の色・素材を整えていきます。大きな家具を残し、テキスタイルや小物で雰囲気を変える方法も有効です。

手順 模様替えのポイント
1 今ある家具を確認し、残すものを決める
2 北欧ナチュラルなど目指すテイストを決める
3 家具の配置を見直し、余白や動線を整える
4 ラグ・カーテン・クッションなどで色や素材感をそろえる
5 照明や観葉植物、小物を必要な分だけ加える

特に、面積の大きな家具はそのまま活かし、ファブリックや小物から少しずつ変えると、費用を抑えながら印象を調整できます。色数を増やしすぎず、ホワイトや木目などを軸に全体のつながりを意識すると、既存家具が混在していてもまとまりのある北欧リビングをつくりやすくなります。

07

北欧リビングで失敗しやすいポイント

北欧らしい見た目だけを優先して家具を選ぶと、実際の暮らしでは使いにくさを感じることがあります。例えば、部屋に対して大きすぎるソファやテーブルを選ぶと通路が狭くなり、収納量が足りない家具を選ぶと日用品が表に出やすくなります。購入前に設置場所の寸法を確認し、扉や引き出しを開けるスペース、普段の移動経路まで含めて無理なく使えるかを確かめましょう。

素材やデザインの好みだけで決め、手入れのしやすさを見落とすことにも注意が必要です。ラグやソファの張地、木製家具などは日常的に使うため、掃除方法や汚れへの対応、カバーの取り外しやすさなどを確認しておくと、きれいな状態を維持しやすくなります。

見た目・サイズ・収納・手入れのしやすさをまとめて確認し、暮らし方に合うかを判断してから取り入れることで、おしゃれさだけでなく使いやすさも保った北欧リビングに整えやすくなります。

まとめ | 北欧リビングで明るく居心地のよい空間をつくろう

北欧リビングは、ホワイトやベージュ、グレーなどの穏やかな色をベースに、木製家具やファブリック、柔らかな照明を組み合わせることで、明るく温かみのある空間に仕上げられます。家具の木色や素材感をそろえ、適度な余白を残すことも、すっきりとした印象をつくるポイントです。

また、北欧ナチュラルや北欧モダンなど好みのテイストを決めれば、家具や小物も選びやすくなります。すべてを買い替える必要はなく、今ある家具を活かしながら、ラグやクッション、照明などから少しずつ整えることも可能です。部屋の広さや暮らし方に合わせて必要なアイテムを選び、自分らしく明るく居心地のよい北欧リビングをつくりましょう。

北欧インテリアをつくる5つのポイント

  • •
    ホワイト・ベージュ・グレーをベースに、色数を絞ってまとめる
  • •
    家具の木色や素材感をそろえ、統一感を出す
  • •
    ファブリックや照明、観葉植物で温かみを加える
  • •
    部屋の広さや生活動線に合わせて家具を配置する
  • •
    今ある家具を活かしながら、好みの北欧テイストに整える

北欧リビングにおすすめの家具

コレイト 3人掛けソファ

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木とラタンの風合いが魅力のソファ。

ホルン リビングテーブル

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木の温もりを感じるセンターテーブル。

ピープル 1人掛けソファ

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ひとり時間を楽しむくつろぎの一台。

デリック シェルフ

デリック シェルフ

飾る楽しさも味わえるオープン収納。

リクトⅡ センターテーブル

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シンプルなデザインで空間をすっきりと。

マナウ プランターシェルフ

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グリーンを取り入れて自然な彩りをプラス。

スカーラ スタンドミラー

スカーラ スタンドミラー

空間にアクセントを添えるスタンドミラー。

ミロウ サイドテーブル

ミロウ サイドテーブル

ソファまわりを便利に整える一台。

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